[新製品・サービス]

ビッグデータ向けソフトの新版、Webや基幹系の大量データを併せて分析

2011年10月27日(木)

日本IBM 日本IBMは2011年8月31日、ビッグデータの分析用ソフトの新版を発表した。大規模分散データ処理基盤である「Hadoop」を用いて、テキストや画像などを含む大量データを分析するソフトで、新たにWebベースの分析機能を実装した。

名称は「InfoSphere BigInsights Enterprise Edition V1.2」。新機能「BigSheets」は、社内システムやWeb上のデータをスプレッドシートに取り込んで、分析したりグラフを作成したりする。例えば、ある商品に関するつぶやきをTwitter上から、売上実績を基幹系システムからそれぞれ取り込み、消費者の感情と売上実績の関係性を調べるといった使い方ができる。

新版では、既存のデータベースやデータウエアハウスとのデータ連携機能の強化も図った。外部プログラムを介さずに直接「DB2」や「InfoSphere Warehouse」とデータをやり取りできるようにしたことで、これまで蓄積してきた経営情報を幅広く分析対象に加えられるようになった。

価格は1テラバイト当たり285万円(税別)から。 (栗原)

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