[事例ニュース]
日本HP、性能は2倍で価格を抑えたシンクライアント、ほか
2012年9月6日(木)IT Leaders編集部
1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から、12個の事例を取り上げた。
ファイル管理
パフォーマンス向上で大量ファイルの管理を効率化
日立製作所は2012年7月17日、拠点に散在するファイルをクラウドで一元管理するための専用機「Hitachi Virtual File Platform(VFP)」の新モデルを発表した。ストレージをセットにした「VFP110」は、プロセサを刷新するなどして性能を向上した。既存ストレージと組み合わせて利用する「VFP600N」と「VFP200N」も用意する。価格(税込)は200Nが268万6950円から。
クラウド
5250エミュレーション機能をSaaSで提供
三和コムテックと日本IBMは2012年7月17日、「Telework4iクラウド」を発表した。IBM製サーバー「AS/400」の端末機能(5250エミュレーション機能)を、IBMのクラウド基盤「IBM SmarterCloud Enterprise」を介してSaaSとして提供するもの。必要に応じてチャットや掲示板などの機能を画面上にマッシュアップできる。月額料金は3万2000円。
IaaS
導入や運用をサポートする中堅中小企業向けIaaS
富士通マーケティングは2012年7月18日、クラウドサービス「AZCLOUD IaaS」を発表した。初期設定作業を代行するサービスや運用サポートを含めて提供する。VPNを利用することでセキュリティを高め、主に会計や人事給与、販売管理、生産管理などの基幹システムの利用を想定する。月額料金(税別)は8万2000円から。同社のGLOVIA smartを月額で利用する料金体系も用意する。
シンクライアント
性能を2倍に向上しつつ価格を抑えたシンクライアント
日本HPは2012年7月19日、シンクライアント「HP t510 Thin Client」を発表した。VIAテクノロジーズの2コアプロセサや描画用エンジンを搭載したことで、従来機「t5570e」に比べて性能が約2倍に向上した。ネットワーク経由で遠隔から設定を変更する機能も備える。マイクロソフトのRDPやシトリックスのICAなどの画面転送用プロトコルをサポートする。価格(税込)は2万9400円から。