1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から、12個の新製品・サービスを取り上げた。
サーバー
10年間の保守をセットにし長期運用を可能に
富士通は2012年12月18日、サーバー「ESPRIMO N5280FA」を発売した。最長10年間の保守サービスを付帯するのが特徴。長期利用を想定する社会インフラ系システムや、店舗や工場に設置するシステムなどの用途を見込む。冷却効率を高めてディスクを長寿命化したり、ホコリなどの侵入を防ぐフィルタを搭載したりすることで堅牢性を高める。価格(税別)は10年間の長期保守モデルが98万円。
Web会議システム
低帯域でも高品位な映像を配信
OKIは2012年12月18日、ビデオ会議システム「Visual Nexus」の新版を発売した。映像圧縮技術を用いることで、ネットワークのトラフィック量を最大50%削減する。低速なネットワーク環境でも高品質の映像で会議を実施できる。会議を予約する際に自動で会議内容を録画する設定も用意した。価格(税別)は10拠点に導入する場合で463万円から。
サーバー
データセンターのTCO削減に貢献
NECは2012年12月19日、ラックマウントサーバー「Express 5800/E120d-1」を発売した。小型のバッテリを内蔵し、外付けのUPS(無停電電源装置)を用いずとも停電時に電源を供給できる。きょう体内の排熱に用いるファンの回転数を制御することで、従来モデル「Express5800/E120b-1」に比べて消費電力を最大14%削減する。価格(税別)は31万6000円から。
ストレージ
オンラインストレージ活用でDRを安価に構築
コアマイクロシステムズは2012年12月20日、NASとオンラインストレージサービスをセットにした「DR Box Cloud Packシリーズ」を発表した。データの退避先としてオンラインストレージを利用することで、DR環境を安価に構築する。「Amazon S3」と「Cloudn」を利用するプランを用意する。年額料金(税別)はデータ保存容量が2TBのNASと1TBのS3(もしくはCloudn)の場合で24万円。
情報共有
意見を書き留める機能追加で情報共有を促進
日立ソリューションズは2012年12月25日、情報共有ソフト「Hitachi Advanced Collaboration System」の新版を発表した。資料や映像、音声ファイルなどをホワイトボードに見立てた画面に配置/共有することで、組織やチーム内のコラボレーションを促進する。新版は文字や画像などを画面に貼り付けられる付箋機能を追加した。価格(税込)は1ユーザーあたり1万5750円。
システム連携
業務システムと連携し企業内情報を有効活用
スーパーストリームは2012年12月25日、「SuperStream-NX システム連携ツール」を発表した。同社の経営管理ソフト「Super Stream-NX」と業務システムやデータベースを、複雑なプログラムなしに連携できるようにする。社内の各種データに基づいた経営戦略や事業計画の立案を支援する。システム連携作業を簡素化する機能を備え、接続時の作業負荷を軽減する。価格(税別)は200万円から。