1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から、12個の新製品・サービスを取り上げた。
ネットワークフォレンジック
通信データをチェックし情報漏えいを防ぐ
イーセクターは2012年12月25日、フォレンジックシステム「NetRAPTOR」を発表した。ネットワーク上の通信データをすべてキャプチャし、誰がいつどんな情報を送受信したのかを可視化する。情報漏えい時の原因を早期に特定するのに役立つ。全文検索機能を備え、電子メールの本文や圧縮した添付ファイル内の情報も調べられる。通信量に応じたモデル展開で価格は160万円から。
BI
ポータルを強化しユーザーの利便性を向上
アシストは2012年12月25日、BIソフト「WebFOCUS」の新版を発表した。ポータル機能を強化し、ユーザーが必要とするレポートやWebコンテンツを自ら選択して配置できるようにした。HTML5をサポートし、作成したレポートをiPadやAndroid OS搭載タブレットブラウザを使って参照することも可能。価格(税別)は25人分のライセンスを含む場合で141万円から。
ファイルサーバー可視化
不要ファイルを洗い出して容量圧迫を防止
ジャストシステムは2013年1月8日、ファイルサーバーの利用状況を可視化するソフト「GDMS」の新版を発表した。GDMSはファイルのアクセス状況やファイル名が酷似するバージョン違いのファイルなどを見つけ、不要ファイルを削除することでファイルサーバーの肥大化を抑制するソフト。新版は複数のファイルサーバーを仮想的に1台と見なして管理できるようにした。価格(税別)は130万円から。
バックアップ
中小企業の利用を想定したバックアップソフト
シマンテックは2013年1月8日、バックアップソフトの新版「Symantec System Recovery 2013」を発売した。バックアップ対象となるサーバーやPCを選択し、スケジュールとデータの保存先を指定するだけで自動的にバックアップを開始する。Windows 8やWindows Server 2012環境もバックアップできる。価格(税別)はサーバー向けとなる「Basic Edition」が5万3400円。
ファイルサーバ
閉域網を活用しファイルサーバをクラウドに展開
ソフトバンクテレコムは2013年1月16日、クラウド上のファイルサーバに閉域網経由でアクセスする「ホワイトクラウド ファイルサーバー」を発表した。社内と同等のセキュリティレベルを保持しつつ、事業者や組織ごとに分断していたファイルサーバを一元管理できる。初期時のデータ保存容量は5TBで、5TB単位で追加できる。価格(税別)は1年契約の場合で27万5000円。
データ管理
散在する顧客情報を集約して一元化
SAPジャパンは2013年1月16日、顧客情報を管理する「SAP Master Data Services 1.0」を発売した。CRMやERPといった業務システムや、TwitterやFacebookなどのソーシャルサービスから顧客情報を収集/管理する。散在する顧客情報を一元化するほか、重複情報を排除する機能を装備し、データの品質を高められる。iPadやAndroid OS搭載タブレットから利用することも可能。