中国の主要メディアの報道から、中国国内のIT・テクノロジー関連の最新動向をご紹介する、中国電脳事情。1カ月間に報道された中国国内の主要なニュースを取り上げる。
中国の2013年の企業IT支出
ガートナーが1178億米ドルと算出
― 新浪科技(11/21)
ガートナーが2013年以降の中国IT業界に関する予測を発表した。同社によると、企業によるIT関連支出は年平均成長率8%台で推移し、2013年には1178億米ドル、2016年には1724億米ドルに達するとしている。同時期の世界の年平均成長率は3%程度と見込まれており、これに比べると高い水準にある。仮想化技術への積極的な投資が期待され、クラウド関連の成長が顕著となると予測している。
主席アナリストのMatthew Cheung氏は「欧米企業と異なり、中国企業は古いシステムの束縛を受けにくい。このため、新しい技術をただちに導入しやすい」と成長の背景を解説。「中国のクラウド市場はバブル状態にあるので必ずしも楽観できないが、それでもモバイル分野、特にスマートフォンやタブレットなどは、中国は製造元としての強みがあり、かなりの成長が期待できる」と話す。
そのほかのトピックとしては、以下のような項目を挙げている。
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