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[新製品・サービス]

NTTコム、クラウドUCサービスの提供基盤を日米欧の3拠点体制に

2014年2月3日(月)IT Leaders編集部

クラウド型でユニファイドコミュニケーション(UC)機能を提供するNTTコミュニケーションズの「Arcstar UCaaS」。米欧それぞれにサービス提供基盤を追設し、2014年2月3日から運用開始したことを発表した。  

 IP電話に加え、ボイスメールやチャット、ビデオ/Web/電話を使った会議システムなど、ビジネス向けコミュニケーション手段の統合を図るのがユニファイドコミュニケーション(UC)・システムだ。かつては自社導入型のものが主流だったが、昨今はクラウド型サービスも登場。NTTコミュニケーションズが2011年8月に発表した「Arcstar UCaaS」はその代表的サービスの1つだ。

 Arcstar UCaaSに関して同社は2014年2月3日、米国と欧州それぞれに新たにサービス提供基盤を設け、同日に運用を開始したこと発表した。日本を含めた世界3拠点体制に移行することで、グローバル展開する企業に対し、遅延を抑えた高品質のサービスを提供するのが狙い。クラウド型UCサービスの拠点を海外に設置する取り組みは、国内事業者で初めてという。

 新体制では、日米欧のいずれかで災害や事故が発生した場合でも、別拠点のプラットフォームを使うことでUC機能を引き継げる。BCP(事業継続計画)やDR(ディザスタリカバリー)への備えといった観点でもサービスを訴求する。

 また、個人情報の取り扱いに対する意識が高まっている欧州では、EUデータ保護指令などによって、EU域外の通信設備で個人情報を保持することが規制対象になる場合がある。今回、欧州内に通信設備を設けたことで、こうした法規制にも対応できる。

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