スマートフォンの普及が著しい今、ビジネスパーソンの多くもまた個人所有、もしくは会社支給のスマートフォンを仕事の現場で使っている。その端末を、社内外の居場所を問わず会社の「内線端末」として使えるようにするサービスをNECが提供開始した。
2014年2月4日に発表した「UNIVERGE どこでも内線サービス」がそれである。例えば、オフィスの代表番号に着信した顧客からの電話を担当従業員に転送する際、当該者の内線番号を指定することで、Wi-Fi/3G/LTEの通信圏内であれば呼び出してつなぐことができる。また、自身が外出先にいる時でも、内線番号を指定して上司や同僚(同じく通信環境下であれば居場所を問わない)などに連絡をとることができる。
着電ピックアップ、保留、転送といったオフィスで使い慣れた内線電話機能をスマートフォンに集約すると共に、外に持ち出すことを可能とすることで、コミュニケーション業務の円滑化・効率化を図る。在宅勤務やBYOD(私物端末の業務利用)といった多様なワークスタイルにも対応する。
図1:サービスのイメージ(リリースから転載)サービスの利用には、同社のコミュニケーションサーバー「UNIVERGE SV」シリーズを社内に導入する、もしくは、その機能をクラウドで提供する「UNIVERGE 音声サービス」と契約することが必要となる。また、スマートフォンには専用のソフトフォンアプリ「UNIVERGE ST465(Android)」「UNIVERGE ST450(iOS)」をインストールすることが条件。
今回発表したサービスは、インターネット上のスマートフォン(ソフトフォン)と上記のコミュニケーションサーバーとの通信を確立するゲートウェイ機能を提供するもの。料金は、10ユーザーの場合で月額8500円からとなる。通常、スマートフォンの利用には、通信キャリアのパケット定額契約をしていることがほとんどであり、そのケースにおいては別途、通話料金が発生することがない。
なお、外出先から「どこでも内線サービス」を使って外線に電話をかける場合は、コミュニケーションサーバー経由となるため、先方にスマートフォンからの発信であることを意識させることはない。
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