富士通は2014年2月、国内グループ企業のコミュニケーション基盤を統一したと発表した。基盤統一には、2012年1月から取り組んでいた。
新基盤は、メールやポータル、音声・ビデオ会議、ソフトフォン、社内SNS、社内動画配信・共有、プレゼンスといった機能を提供する。約11万人に上るグループ各社の社員は、これらの機能をパソコンや携帯電話、スマートフォン、タブレット端末から利用。営業やSE、マーケティング、サポートサービスといった部門だけでなく会社組織を越えて、技術情報や成功談、失敗談などを分かち合う。富士通は、こうした情報共有によりグループ全体の課題解決スピードを向上させる構えだ。
大幅なコスト削減も見込む。すでに、システム統合により、運用コストを従来に比べて約50%削減。出張費用も最大で約20%削減する効果が出ているという。
欧州や北米、中国、APAC諸国の拠点においても同様の取り組みを進めている。2014年度中に、グローバル全体への展開を完了させる予定だ。展開完了後は、約500社17万人が共通のコミュニケーション基盤を利用することになる。
プロジェクトの概要
ユーザー名 | 富士通 |
業種 | 電機 |
導入システム | コミュニケーション基盤 |
導入目的 | グループ全体の課題解決力向上、コスト削減 |
導入時期 | 2014年2月 |