東邦銀行は、モバイルプリンタ約400台を導入し、営業担当者に配布する。2014年3月17日、製品を導入するブラザー販売が発表した。
スマートデバイスの活用でビジネス現場の業務を合理化する取り組みが活況だ。電子化されたデータのやり取りでペーパーレス化が進んでいるが、業種によっては今なお「紙」のプリントアウトを必要とするケースも少なくない。こんな場面で役立つのが可搬型のモバイルプリンタだ。
東邦銀行は目下、営業現場におけるモバイル活用を推し進めている。その一環で同行は2月、仮想デスクトップ基盤を構築。営業担当者がタブレット端末で行内のCRMシステムや文書管理システムにアクセス可能にした。顧客1人ひとりのニーズに合った金融商品を、その場で提案できるようにするためである。今回のモバイルプリンタ導入により、営業活動の機動性をさらに向上させることを狙う。
配布するのは長さ25.5センチ、幅3センチ、重さ約473グラムのプリンタ。営業担当者はこのプリンタを使い、行内の文書管理システム上にある金融商品の提案書や申込書、通帳・証書の受取証などを外出先で印刷できる。これにより、金融商品の紹介から申し込みまでを、その場で完了できるようになる。担当者が紙のパンフレットや提案書類、申込書類を持ち運ぶ負担も軽減できる。
プロジェクトの概要
ユーザー名 | 東邦銀行 |
業種 | 金融 |
導入システム | モバイルプリンタ |
導入目的 | 外出先における提案、契約業務の高度化 |
導入時期 | ─ |
主な利用製品 | 「PocketJet PJ-663」(ブラザー工業製) |