太陽生命保険は、不動産管理システムをパッケージソフトを用いて刷新。不動産事業の基盤強化を図る。製品開発元であるワークスアプリケーションズが、2014年9月9日に発表した。
不動産管理システムには、賃貸借契約や請求・入金・支払管理など多くの要件が求められる。太陽生命は従来、こうしたシステムを自社開発していたが、複数のサブシステムに情報が散在していたため、全体の収支状況を把握しにくいという問題が生じていた。加えて、法改正や社内体制などに変更があるたびに複雑な改修作業が発生し、大きな負担となっていた。
これらを解決するため、不動産管理に必要な機能を標準搭載するパッケージソフトの導入に踏み切った。
新システムにおいては、不動産にかかわる情報を一元化する。これにより、収支状況の可視化し、不動産事業の収益改善につなげたい構えだ。
パッケージ採用には、開発にかかる時間やコストを削減できるメリットも見込む。さらに、アマゾンウェブサービス上にシステムを構築。製品開発元であるワークスアプリケーションズに運用を委託することにより、運用保守業務の工数を大幅に削減できるという。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | 太陽生命保険 |
業種 | 金融 |
導入システム | 不動産管理システム |
導入目的 | 収益改善、開発・運用業務の効率化 |
主な利用製品 | 「COMPANY Real Estate Management」(不動産管理システム)、「COMPANY on Cloud Managed Service」(運用サービス) |