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積水化学やJR西日本、楽天など、IT協会の2014年版IT総合賞

2014年12月24日(水)IT Leaders編集部

企業情報化協会(IT協会)は2014年12月初め、2014年度のIT賞受賞企業を発表した。積水化学工業や西日本旅客鉄道、楽天といった企業がIT総合賞を受賞している。各社はどんな取り組みを実践し、その何が評価されたのだろうか?

図2:楽天「キレイド℃ナビ」のスマートフォンでの画面の例図2:楽天「キレイド℃ナビ」のスマートフォンでの画面の例

 楽天の受賞は、女性向けの健康管理サービス「キレイド℃ナビ」によるもの。東芝が開発した基礎体温計をスマートフォンと連携させ、基礎体温を管理する(図2)。IT協会は「体温計というデバイスとスマートフォン、ビッグデータを組み合わせて新規サービスを実現したことを高く評価した」と受賞理由を述べている。

 キレイド℃ナビは、利用料金が月額170円で体調や妊娠時の健康を管理できる。利用者のデータを収集してビッグデータ分析し、例えばホルモンバランスの乱れ具合を判定して利用者にアラートする機能もある。

 SCSKの受賞では、「IT専門職の働きやすさと自己成長の両立への取り組み」を評価した。具体的には、残業をなくしたり有給休暇を確実に取得したりする働き方の実践に向け、部門毎の残業削減実績を可視化し競わせたり、らした残業代をボーナス原資に充てるなど収入減にならないようにする施策を実施したり、社員一人ひとりの専門能力を評価しスキルアップにつなげる専門性認定制度を導入したりだ。これら様々な施策の実施をITが支えていることは言うまでもないだろう。

 以上の5社4案件のほか、2014年度のIT賞は、合計25社18案件が受賞した(表1)。近畿日本鉄道がパナソニック インフォメーションシステムズと結んだレベニューシェア型の展望台・美術館運営システム(関連記事)や、味の素のシステム子会社の活性化への取り組み、あらた監査法人における企業なSNSによる風土改革などである。

表1:2014年度のIT賞受賞企業表1:2014年度のIT賞受賞企業
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 なお総合賞受賞企業は、2015年2月5日にIT協会が開催するイベントでが講演する予定だという。

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