通信ケーブルや電線の製造を行うフジクラは、グローバル規模の人事戦略を支援するタレントマネジメントシステムを構築中だ。2014年10月に「目標管理システム」を利用開始。続く2015年1月には、「従業員見える化システム」を稼働させた。構築を支援する日本IBMが、2015年2月16日に発表した。
ビジネスのグローバル化を進める同社においては、グループ内の社員数が年々増加している。そうしたなか、社員1人ひとりのスキルや経験、キャリア志向を加味しながらダイナミックに人員を配置できる仕組みが求められていた。
そこで、グループ内における採用や配置、目標管理、評価といった人材管理業務を一元的に管理するためのシステム基盤を導入。この基盤上に、目標管理システムや従業員見える化システム構築した。これらに続き、2015年10月には能力評価システムを稼働させる。キャリア開発システムの導入も計画している。現在の管理対象は国内拠点に勤務する2000人。今後、海外拠点への展開を図っていく。
SAPジャパンのクラウドサービスを採用した。段階的な導入が可能であることや、多言語に対応していることなどを評価した。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | フジクラ |
事業内容 | 通信ケーブルや電線などの製造 |
導入システム | タレントマネジメントシステム |
導入目的 | 適材適所の人員配置、組織変革 |
主な利用サービス | 「SuccessFactors」(SAPジャパン) |