米SAS Instituteの日本法人は2015年3月26日、「SAS Customer Intelligence」の最新版の提供を開始したと発表した。オムニチャネルに対応したマーケティングを実行するための顧客分析および統合マーケティングのためのソフトで、ビッグデータ分析により、全チャネルにおける一貫した顧客体験の提供を支援する。
SAS Customer Intelligenceの最新版は、「SAS Marketing Automation」「SAS Real-Time Decision Manager」「SAS Marketing Optimization」の3つのコンポーネントからなっている。各コンポーネントは、データ連携および統合管理が可能で、全チャネルを介した顧客データを単一ビューで把握できる。
Marketing Automationが基本コンポーネント。マーケティングにおける顧客の理解からキャンペーン管理/運営までを統合的に支援し、そこにPDCA(Plan/Do/Check/Act)サイクルを適用する。
Real-Time Decision Managerは、各チャネルでの適切な提案をリアルタイムに分析・決定し、応答率を向上させるためのコンポーネント。Marketing Optimizationは、キャンペーン施策の実施規模と対象を数理的に最適化し、マーケティング活動のROI(投資対効果)最適化を図るためのコンポーネントである。
Customer Intelligenceにおけるオムニチャネル対応は、意思決定のための基盤コンセプト「Customer Decision Hub」に基づいている。顧客のコンテキストを理解したうえで、複数チャネルにまたがった顧客対応をリアルタイムまたはイベントベースで連携を図る。
オムニチャネルに取り組む企業のマーケティング担当者は、顧客のその時々のコンテキストを分析し、最適なオファーと応答の方法を選択する。特定のチャネルに依存せず、顧客中心の意思決定プロセスを確立することで、各チャネルにおける顧客1人ひとりとの関係強化を図る。そのために、大量データをリアルタイム分析する。各チャネルでの施策の実施状況と結果はレポートとしてまとめられる。
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