[事例ニュース]

ゲオ、データ分析基盤導入し“個客”指向を強化

2015年7月22日(水)IT Leaders編集部

CD/DVD/コミックのレンタル、ゲーム関連製品(新品/中古品)の販売などを行うゲオは、顧客データの利活用を高度化する一環で、データ分析基盤を整備した。プロジェクトを支援したブレインパッドとSAPジャパンが2015年7月22日に発表した。

 ゲオは、約1200のリアル店舗「ゲオショップ」を全国展開しているほか、オンラインでの宅配レンタル/宅配買い取りなどにも力を注いでいる。有効会員数が2000万人を超える中、オムニチャネル戦略を強化し、“個客”に最適化した施策を講じていくことを課題と位置付けていた。

 その足がかりとなるのが、各種クーポンの配布や、近隣店舗の在庫情報検索といった機能を提供し、会員証も兼ねるスマホ向けアプリの「ゲオアプリ」。2014年から本格リリースしており、そこから得られる様々なデータを分析することで、顧客一人ひとりに対し、チャネル横断的に最適なアプローチを図ることを目指す。

 データ分析基盤として導入したのはSAPジャパンの「SAP Predictive Analytics」。データマイニングやデジタルマーケティングなどに関わる支援事業を営むブレインパッドがプロジェクトを全面的にサポートした。

 今後は、ゲオが全国展開するリユースショップ「セカンドストリート」への横展開も視野に、全社を挙げてデータ活用の高度化を促進していく構えだ。

【プロジェクトの概要】
ユーザー名 ゲオ
事業内容 レンタルビデオ事業など
導入システム データ分析基盤
導入目的 顧客データ分析によるオムニチャネル戦略の促進
主な利用製品 SAP Predictive Analytics
関連キーワード

オムニチャネル / SAP / ブレインパッド / ゲオ / 小売 / 店舗

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