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金属製品でも使えるICタグを大日本印刷などが開発

2016年1月6日(水)IT Leaders編集部

大日本印刷(DNP)とフェニックスソリューションは2016年1月5日、金属製品に取り付けても安定して読み取れる非接触通信ICタグを共同開発したと発表した。防水性があり紫外線にも強いため、屋外での利用にも適している。販売受付開始は2016年2月1日を予定している。

大日本印刷とフェニックスソリューションが開発したICタグ(写真提供・大日本印刷)
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 開発したICタグは、金属をアンテナの一部として活用し、金属から生じる電波を通じて非接触通信を行うフェニックスソリューションの新技術を利用している。広い指向性を有しており、金属の背面に貼り付けたり、複数の金属に挟まれていても通信が可能となっている。例えば、道路のマンホールの蓋の裏面に同製品を貼り付ければ、蓋を開けずに路上からタグを読み取って、メンテナンス情報を確認できる。

 ICタグの通信規格「EPCglobal Class1 Gen2」に準拠しており、既存のリーダーライターを利用できる。ICタグを保護するパッケージには、防水性があり紫外線に強い材質を使用しているので、屋外での利用も可能。パッケージは柔軟なため、ボンベのような曲面にも取り付けられる。

 同製品の基本技術は、フェニックスソリューションが「いしかわ産業化資源活用推進ファンド(活性化ファンド)事業」の助成を受けて開発したもの。

 両社は、2017年度までの3年間で累計30億円の売上を目標にする。

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