フリービットは2017年10月6日、IoTに特化したクラウドサービス「freebit cloud IoT Platform」を発表した。デバイスからネットワーク、クラウド、外部連携、監視運用までを一気通貫で提供する、安全で柔軟な基盤を提供する。
freebit cloud IoT Platformは、デバイスから運用までを一気通貫の基盤サービスとして提供するIoT特化型クラウドサービスである。セキュリティやネットワークコネクティビティに加え、IoTゲートウェイやIoTクラウド基盤、データ収集・可視化アプリケーションまで、IoTの利活用に必要なものを基盤化したことで、業界ごとに細分化された特化型ニーズにも幅広く対応することが可能だ。
データ通信サービス「freebit cloud security SIM」のモバイルネットワークを利用し、IoT機器にセキュリティゲートウェイ「Fortigate」を経由させることで、セキュリティリスクを回避した安全な環境を提供する。
通信に関しては、通常のインターネット接続、IPsecVPN、閉域網によるユーザーの拠点との接続に加え、AWSやMicrosoft Azureへの閉域アクセスにも対応する。ユーザーが現在利用している閉域網の引き込みにも対応することで、キャリアを問わないネットワークコネクティビティを確立可能だ。
通信容量制限がなく、アップロードに特化した「freebit cloud security SIM」を利用することによって、インターネットの敷設が難しい環境でも、低コストでネットワーク環境を構築できる。大量データをクラウド上のIoTストレージへ集約すれば、さらにコスト削減を図れる。
「IoT Template」は、Web UIからのセンサーデータの収集、可視化、通知機能の設定などを可能にしたテンプレートだ。フリービットクラウドのテンプレートから10分程度で作成することができる。フリービットクラウドの費用のみで利用可能だ。
IoTのネットワークをインターネットを経由せずに、フリービットデータセンター内のハウジング/ホスティング環境へ接続して、ユーザーが構築したシステムと連携させることができる。
マルチレイヤーに対応した監視運用も可能だ。freebit cloud IoT Platformで提供するデバイス・ネットワーク・クラウドのすべてのレイヤーで、ユーザーの要望に合わせた監視運用を包括的なサービスとして提供する。