富士通は2017年10月13日、シニア向けビジネスを行う企業のマーケティングを包括的に支援するサービス「FUJITSU IoT Solution らくコミュタイアップマーケティングサービス」を発売した。シニア向けSNSを活用し、シニアに関するデータや知見を活かせるようにする。価格(税別)は、基本サービスが300万円。オプションは個別見積もり。
マーケティング機能、シニアユーザーの傾向を比較分析する機能、行動変容を評価する機能などを一貫して提供する。富士通が蓄積してきたシニアの興味関心に関するデータと、シニアの行動に関するデータや知見を基に提供する。導入に関しては、専門スタッフが企画の設計から運用までを支援する。
基本サービスでは、富士通が提供する会員数約120万人のシニア向けコミュニティサービス「らくらくコミュニティ」内に、3週間限定の掲示板を設置できる。ここでは、会員に向けた特別企画などを実施できる。
らくらくコミュニティ内の読みものコーナー「らくマガ」に専用コーナーを4週間限定で設置することもできる。様々な商品・サービスに関する記事を掲載することによって、商品の理解を促進できる。
オプションで、「投稿促進サービス」と「データ分析サービス」を用意している。
投稿促進サービスでは、掲示板のテーマにまつわる投稿コンテストや、抽選などによる投稿者へのプレゼント企画など、掲示板やらくマガへの投稿・コメントを促進する施策の立案から実施までを富士通が行う。
データ分析サービスでは、デジタルマーケティングサービス「FUJITSU Intelligent Data Service Domo」を活用し、掲示板やらくマガで取得したデータと企業の保有するデータとを組み合わせることで、興味を示した個人を特定しないシニア利用者像の特徴や傾向、行動分析による傾向や比較、企業のWebサイトへアクセスしたあとの行動傾向などのデータ分析を実施する。