ソフトバンクロボティクスは2017年11月20日、幅広い業種で「Pepper」の業務利用を簡単にする「お仕事かんたん生成2.0」を発表した。「Pepper for Biz」向けに、2017年11月30日から無料で提供する。約100個のテンプレートを用意しているため、独自にアプリケーションを開発することなく業務で利用できる。
独自にアプリケーションを開発することなく簡単にPepperを業務で活用できるようにするクラウドサービスである。ソフトバンクロボティクスがこれまで蓄積してきたPepperの業務活用のノウハウを基に、小売、金融、イベント・展示会など10種類の業種・業態・利用シーンを想定した100種類のテンプレートを用意した。
具体的には、「小売」、「飲食」、「サービス」、「自動車」、「金融」、「ホテル・観光」、「オフィス」、「イベント・展示会」、「介護」、「病院・薬局」の10種類のカテゴリに分かれている。個々のテンプレートの例として、「商品紹介」、「会員登録」、「クーポン配布」、「レクリエーション」、「受付」、「館内案内」、などがある。
機能面では、接客の精度を高めるための分析機能も提供する。Pepperの接客業務を数値化して、データを集積、分析、可視化できる。A/Bテストも実施できる。あらかじめPepperに複数の台詞を設定しておき、これらを使い分けることで、よりよい顧客体験が得られる台詞を判定できる。
クラウド基盤として、Microsoft Azureを使う。データの可視化ソフトには、BI(ビジネスインテリジェンス)ソフト「Power BI」を採用した。