関西国際空港など関西3空港をグループで運営する関西エアポートは、グループ全体の人材情報を管理するタレントマネジメント基盤として、日本オラクルの人材管理クラウド「Oracle HCM Cloud」を導入した。日本オラクルが2018年7月31日に発表した。
関西エアポートは、子会社の関西エアポート神戸と合わせて、関西国際空港、大阪国際(伊丹)空港、神戸空港の関西3空港を運営している。3空港の総旅客数は、好調なインバウンド需要と、アウトバウンド需要の回復によって、好調に推移しているという。事業の継続的な成長を目指すにあたって、人材活用のための新たな施策が求められていた。
今回同社は、人材の確保・維持や最適な人材配置に向けた施策として、クラウド型のタレントマネジメント基盤であるOracle HCM Cloudを導入した。グループで約4000人の社員の人材情報をデータとして蓄積し、育成や異動、最適配置などの意思決定を迅速に行える仕組みとして活用する。
今後は、グループ内で一元的にタレントプロファイルを管理しつつ、キャリア開発などへと利用範囲を広げることも検討している。
画面1:Oracle HCM Cloudのタレントマネジメント機能操作画面(出典:米オラクル)拡大画像表示
業務のサポートと全体のプロジェクト管理は、SIベンダーのTISが担当した。TISは、自社を含めて数社に対してOracle HCM Cloudの導入実績がある。独自の導入方法論や人材データの分析・活用メニューを用意しており、これらのナレッジやノウハウを活用して構築したという。
関西エアポートの企画・管理部はOracle HCM Cloud導入のコメントとして、グループ全体の人材情報を把握し、必要に応じた採用、人材育成強化、適材適所に配置する、という一連のプロセスをクラウドで一元管理できる点を評価しているという旨を発表している。
Oracle / タレントマネジメント / HCM
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