太陽生命保険は2018年8月7日、営業職員が携行するタブレット端末を刷新してペーパーレスを強化したと発表した。保険契約の申込みだけでなく、プランの提案から第1回保険料領収までの一連の手続きのすべてをペーパーレス化した。新システムの名称は「太陽生命コンシェルジュ」である。
太陽生命保険は2012年に「保険契約支援システム」を導入し、保険契約の申込み手続きをペーパーレス化した。営業職員が携行するタブレット端末に署名することで保険契約の申込みが完了する。今回、携帯端末を入れ替え、ペーパーレスを強化したシステムに刷新した。
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新システムでは、保険契約の申込み手続きだけでなく、プランの提案から第1回保険料領収までの一連の手続きをペーパーレス化した。
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まず、顧客にあわせて設計する契約プランの提案書をペーパーレス化した。従来は、あらかじめ紙に印刷した設計書を作成していた。新システムでは、顧客の要望を聞きながら、その場で複数のプランを設計して画面に表示できる。
さらに、第1回の保険料の領収証をペーパーレス化した。従来は、プリンタ機能付きの決済端末を用いて紙のレシートを発行していた。これをSMS(ショートメッセージサービス)に置き換えた。決済の仕組みとして、NTTドコモを通じて決済サービス「Anywhere」を採用した。
保険加入時に紙媒体で交付していた書面(契約概要・注意喚起情報)も、申込手続き画面上で確認できるようにした。
新システムでは、音声認識機能も備えた。音声入力によって健康状態を告知できるようにした。手が不自由で字が書けない場合や、難しい病名を書くことが億劫という場合でも、音声入力によって簡単に告知手続きを完了できる。
携行端末には、富士通のタブレット端末(画面の大きさは12.3インチ)を採用した。画面の制作は、コンシューマ向けサイトの制作実績があるネオスが手がけた。一目で分かりやすいデザインや、視覚的に理解を促すアニメーションを取り入れた。