大日本印刷(DNP)は2018年9月20日、キャッシュカードの代わりにNFC対応のスマートフォンをATM(現金自動預け払い機)にかざすことで、簡単に現金の入出金ができる「DNPスマートデバイス向けATM取引認証サービス」を開発したと発表した。イオン銀行のスマートフォンアプリケーション「スマッとATM」で採用され、同日にサービスを開始する。利用者はイオン銀行のキャッシュカード情報をスマートフォンアプリケーションに登録することで、全国のイオン銀行のATMで、入出金などが可能になる。
大日本印刷(DNP)の「DNPスマートデバイス向けATM取引認証サービス」では、ICキャッシュカードの情報をネットワーク経由でNFC対応のスマートフォン向けのアプリケーションに登録する機能と、スマートフォンをATMにかざすと現金の入出金が可能になる機能をASPサービスとして提供する。
写真1:DNPスマートデバイス向けATM取引認証サービスの利用イメージ(出典:大日本印刷)グローバルなセキュリティ基準であるPCIDSSに準拠したサーバーで、安全にデータを管理するほか、高度な情報セキュリティソフトを導入し、アプリケーションの改ざんを防止する。全国銀行協会(全銀協)のICキャッシュカード標準仕様を考慮した仕組みにしているため、金融機関は少ないシステム改修で導入が可能だ。
「スマッとATM」は、全国のイオン銀行のATMで利用可能なAndroid向けスマートフォンアアプリケーションである。簡単な操作で、すばやく安全に現金の入出金を行える。事前にアプリケーションをスマートフォンに登録しておくことで、入出金取引時は、「アプリの立ち上げ」「取引内容の選択」「入出金額の指定」という3つの手順で準備を完了できる。
ATMでは、「スマホお取引き」を選択し、WAONリーダーにスマートフォンをかざすと、取引内容の確認ができる。あとは、スマートフォンの取引き用暗証番号を入力することで取引を完了できる。アプリケーションへの登録情報はすべてサーバーで管理しており、スマートフォンに口座番号などの情報は残らない。
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