トランスコスモスは2018年10月10日、AWS(Amazon Web Services)のクラウド型コンタクトセンターサービス「Amazon Connect」(アマゾンコネクト)を活用したコンタクトセンターサービスを提供すると発表した。Amazon Connectの基本機能にトランスコスモスの技術と人材および運用マネジメントノウハウを融合させたサービスになるとしている。
Amazon Connectは、様々な規模の顧客窓口をセルフサービスで構築できる、クラウド型コンタクトセンターサービスである。前払い料金や長期契約、インフラ管理などは不要である。費用は分単位の従量課金と、利用した電話サービスの料金になる。
近日中に、AWSの東京リージョンでもAmazon Connectを利用できるようになる。トランスコスモスは、Amazon Connectの基本機能に同社の技術と人材・運用マネジメントノウハウを融合させたサービスの開発を進めている。
今後は、Amazon Connectと様々なクラウドサービスを組み合わせ、CTS・CRMとの連携やコンタクトセンターの運用KPIダッシュボード、自動応答IVR、FAQレコメンドといった各機能に、トランスコスモスの運用ノウハウを取り入れた新しいサービスの提供を予定している。
トランスコスモスは、サービス開発に先立ち、2018年9月から自社コンタクトセンター業務にAmazon Connectを導入した。シドニーリージョンを経由して窓口を設け、クラウド環境下で受電する。将来的にはSMSを使った24時間の受付対応を行う。