愛媛銀行は、FAQのチャットボット「ひめぎんチャットボット」を2018年10月30日に稼働させる。これまで蓄積してきた顧客からの問い合わせ対応情報をFAQにまとめ、これをチャットボット経由で提供する。チャットボットの基盤として「Oracle Mobile Cloud」を採用した。日本オラクルが2018年10月30日に発表した。
愛媛銀行は、2018年7月にチャットボットの開発に着手した。開発の指針の1つは、コンテンツにFAQを追加することで、行員の運用負担を軽減することである。愛媛銀行では、既存のFAQナレッジ管理システムとして「Oracle Service Cloud」を利用している。これをFAQデータとして利用した。
Oracle Mobile Cloudでは、Node.jsプログラムを介して、Oracle Service CloudのFAQを検索できる。これを利用することによって、既存のFAQ情報をそのまま利用したチャットボットを開発した。開発したプログラムも、REST APIやJSONデータを利用することによって、シンプルに少ないコードで実現した。
さらに、Oracle Mobile Cloudでは、利用するだけでAIが自動的に再学習を行い、回答精度が自動的に向上する。これにより、セルフサービス型のチャットボットシステムとした。
今回のチャットボットシステムは、ケンファーストが開発、導入支援を行った。