[市場動向]
日立超LSIシステムズが日立ソリューションズの100%子会社に、IoT事業を強化
2019年1月9日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
日立製作所、日立ソリューションズ、日立超LSIシステムズの3社は2019年1月8日、グループを再編し、日立超LSIシステムズを日立製作所の子会社から日立ソリューションズの子会社に変えると発表した。2019年4月1日付で変更する。本再編にともない、日立超LSIシステムズは、「株式会社日立ソリューションズ・テクノロジー」に商号を変える。
日立超LSIシステムズ(日立超エル・エス・アイ・システムズ)は現在、日立製作所の100%子会社である(記事末の表1)。事業内容として、自動車分野向けに組み込みソフトウェア・ハードウェアを開発しているほか、産業、鉄道、建設機械分野向けにエッジコンピューティング技術を活用したIoTシステム事業を展開している。
2019年4月1日付で、日立ソリューションズが日立超LSIシステムズの株式を100%取得する。日立ソリューションズは、産業、流通、通信分野を中心に、システム・ソフトウェア開発やクラウドサービス事業をグローバルに展開しているベンダーである(記事末の表2)。
今回の再編により、日立超LSIシステムズ(日立ソリューションズ・テクノロジーに商号を変更予定)は、日立ソリューションズグループとして、エッジ領域からクラウド領域にわたるシステムサービスを顧客にワンストップで提供する事業体制を確立する。
具体的には、日立ソリューションズと日立超LSIシステムズの強みであるエッジ領域とクラウド領域の技術、リソース、製品、サービスを融合することで、IoTを活用した新たな価値の創出を加速する。さらに、デジタル関連サービスや組み込みソフトウェアの開発の効率化と生産性の向上を図り、従来の顧客のニーズにも幅広く対応する。
また、今後市場の拡大が見込まれているコネクテッドカーとスマートファクトリー分野にも重点的に対応していく。IoTデバイスを用いて収集した画像やデジタルデータを活用して製造現場の生産性や品質を向上させるシステムのほか、経営データや外部システムなどと連携した新たなシステムやサービスをクラウド環境で提供していく。
| 商号 | 株式会社日立超エル・エス・アイ・システムズ |
|---|---|
| 本店所在地 | 東京都立川市 |
| 事業内容 | 情報処理事業、情報通信機器事業、半導体製品事業、 システム製品事業 |
| 設立年月 | 1980年6月 |
| 代表者の役職・氏名 | 代表取締役 取締役社長 河路幹規 |
| 資本金 | 3億1000万円 |
| 従業員数 | 662人 |
| 大株主および持株比率 | 株式会社日立製作所 100% |
| 商号 | 株式会社日立ソリューションズ |
|---|---|
| 本店所在地 | 東京都品川区 |
| 事業内容 | ソフトウェア事業、サービス事業、情報処理機器販売事業 |
| 設立年月 | 1970年9月 |
| 代表者の役職・氏名 | 代表取締役 取締役社長 星野達朗 |
| 資本金 | 200億円 |
| 従業員数 | 4713人(単独)、1万1717人(連結) |
| 大株主および持株比率 | 株式会社日立製作所 100% |
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



