受配電・制御分野の会社である富士電機機器制御は、営業活動の効率化と提案力の向上を目的に、タブレット向けの文書管理・配信サービス「Handbook」を導入した。営業資料を統一化したほか、動画などの営業コンテンツを導入した。Handbookを提供したアステリアが2019年2月13日に発表した。
富士電機機器制御では従来、営業拠点や担当ごとに、個別の提案資料が存在していた。提案内容や情報提供のタイミングにバラつきがあった。また、膨大な紙の資料から脱却したかったほか、動画を活用した営業を実現したかった。そこで、営業資料を一括して管理するツールとしてHandbookを導入した(図1)。
図1:富士電機機器制御でのHandbook活用イメージ(出典:アステリア)
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Handbookを導入した効果として、営業資料の統一化と一元管理によって、営業担当者の提案力が全体的に向上した。また、製品説明に動画を活用することで、訴求力を高めることに成功した。顧客の製品への理解度が向上し、導入までのリードタイムを短縮できた。
マイクロラーニングにも取り組んだ。営業知識の拡充といった効果が出ている。今後も、現場からのフィードバックを取り入れながら、営業支援やトレーニングのコンテンツを拡充する意向である。