KDDIとアクセンチュアのジョイントベンチャー企業でデータ分析事業を営むARISE analytics(アライズ アナリティクス)が、クラウド型のタレントマネジメントソフト「SAP SuccessFactors」を3カ月間で導入した。人事管理および目標評価管理の運用を開始している。SAPジャパンが2019年6月25日に発表した。
ARISE analytics(アライズ アナリティクス)は、250人を超えるデータサイエンティストを抱えている。こうした中、タレントマネジメントソフトを必要としていた。
短期的には、データサイエンティストやコンサルタントなどの人材情報を可視化する基盤や、目標評価管理の基盤が必要だった。中長期的には、評価実績に基づく報酬管理や、今後必要になる人材を把握できる機能が必要だった。
これらの需要を満たすため、SAP SuccessFactorsを採用した。人員増加にともなう人材情報の一元管理、人事考課プロセスの導入作業に着手し、3カ月間という短期間で導入設定を完了し、本番運用を開始した。
今後は、SAP SuccessFactorsの基盤をもとに、報酬管理の機能拡張を推進する。また、人材情報の可視化を強化し、評価から報酬までの一元管理を行う。こうして、戦略的な人材育成を行うことを目指す。
また、SAP SuccessFactorsに蓄積した人材や評価、勤怠などの情報を総合的に分析・利活用する。これにより、社員にスキル向上の機会を提供するとともに、働きやすい環境を構築していく。