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UEI、ディープラーニング特化サーバーの最上位モデル「Deep Station Enterprise」を一新、GPU性能を向上
2019年8月22日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
UEIは2019年8月22日、ディープラーニング(深層学習)用サーバーの最上位モデル「Deep Station Enterprise」のラインアップを一新し、受注を開始した。新ラインアップでは、ラックマウント型モデルが搭載するCPUとGPUの性能を高めた。一方、デスクトップモデルは、スペックの変更はないが、価格を下げた。
Deep Stationシリーズは、ディープラーニング(深層学習)用途に特化したサーバーである(写真1)。特徴は、ディープラーニングの学習を高速化する浮動小数点演算ユニットであるGPU(グラフィックス処理プロセッサ)を搭載していることと、ギリアのディープラーニングを簡素化するソフトウェア「Deep Analyzer」をLunux OS(Ubuntu 18.04)とともにプリインストールしていること。
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Deep StationのEnterpriseモデルは、最上位モデルに当たる。Enterpriseモデルは、本体形状やGPU搭載数などに応じて、3種類のモデルで構成する。価格(税別)は、デスクトップ型(GPU5個)が192万6000円、1Uラックマウント型(GPU4個)が207万8500円、2Uラックマウント型(GPU8個)が288万1400円である。
今回、ラックマウント型2モデル(1Uおよび2U)について、CPUとGPUの性能を高めた。CPUは、Xeon Silver 4208を2個を搭載する。GPUは、従来のNVIDIA GeForce RTX 1080 TiからNVIDIA GeForce RTX 2080 Tiへと性能が向上した。なお、GPUとしてNVIDIA Tesla V100 32GBも選択可能である。
デスクトップ型モデルについては、スペックに変更はなく、価格を旧価格の223万1000円から192万6000円へと下げた。CPUはXeon Silver 4110を2個、GPUはNVIDIA GeForce RTX 2080 Tiを5個を搭載する。なお、GPUとしてNVIDIA Tesla V100 16GBも選択可能である。