[新製品・サービス]
秘密分散方式の情報漏洩対策サービス「ZENMU Virtual Desktop」に新版、Azure ADとアカウント連携
2019年11月1日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
ZenmuTechは2019年11月1日、データを分割して無意味化する“秘密分散方式”を採用した情報漏洩対策サービス「ZENMU Virtual Desktop」の新版を発表した。新版では、Microsoft Azure ADと連携できるようにした。
ZENMU Virtual Desktopは、データを分割して無意味化する“秘密分散方式”を採用した情報漏洩対策サービスである(関連記事:ZenmuTech、ファイルをPCとクラウドに分割保存して情報漏洩を防ぐ新製品)。
ファイルを2つに分割し、片方をPCの内蔵ディスクに、もう片方をクラウドやUSBメモリーなどの外部ストレージに分散保管する仕組み(図1)。分割したファイルの両方が揃わないとデータを復元できない。片方だけが流出しても情報が漏洩しない。
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Windows 10上に専用のクライアントソフトをインストールして使う。原則としてクラウドサービスにアクセスできる場合に限って、Windowsのデスクトップ環境を利用できる。PCの盗難や紛失時は、クラウド上の分散片へのアクセスを停止することによって、PCの利用を禁止できる。
今回の新版では、クラウド上の管理サービスへのログイン手段として、Microsoft Azure ADアカウントを使えるようにした。Office365などでAzure ADを利用している場合は、既存のアカウント情報を使ってZENMU Virtual Desktopの管理サービスにログインできる。