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阿波銀行、顧客データ管理でクラウド名刺管理サービス「Sansan」を導入、オンライン名刺も利用

2020年8月28日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

阿波銀行(本店:徳島県徳島市)は、顧客データをシステム上で管理するため、クラウド名刺管理サービス「Sansan」を導入した。あわせて、Sansanのオンライン名刺機能の利用も開始した。Sansanが2020年8月28日に発表した。

 阿波銀行は、中小企業取引を中核に、徳島県内82店舗、徳島県外には関東5店舗、関西9店舗、中四国5店舗を構えている。現在、中小企業融資やコンサルティング機能の強化が課題となっている。

 顧客のデータベース構築が必須であることから今回、クラウド名刺管理サービスのSansanを導入した(図1)。社内にある名刺情報をSansanに集約することで、顧客データを活用したコンサルティングを強化する狙いがある。

図1:Sansanで利用できるオンライン名刺機能の概要(出典:Sansan)図1:Sansanで利用できるオンライン名刺機能の概要(出典:Sansan)
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 Sansanの効果の1つは、名刺情報を手間なく正確にデータ化しクラウド上で管理できること。人脈情報の共有を、属人的な形ではなく、システマチックに行える。異動・退職にともなう引き継ぎ漏れも防止できる。

 いつでもどこでもPCやタブレット端末から名刺情報を確認できることから、県外の拠点との間で、顧客情報をスムーズに共有できる。オンライン上での取引が普及する中、地場企業の販路拡大ニーズなども支援できる。

 オンライン名刺機能も利用する(関連記事名刺管理クラウド「Sansan」を強化、オンラインで名刺交換が可能に)。これにより、複数名が参加しているオンラインの商談でも、所属部署や肩書き情報を漏れなく顧客データとして蓄積できる。

 なお、Sansanユーザーは、オンライン名刺機能として、紙の名刺とは別に、Sansan上で発行するデジタルの名刺を持てる。オンラインで行う商談やイベントの場面で、これまでと同じように名刺を交換できる。オンラインの名刺情報として、名前、メールアドレス、社名、肩書、プロフィール写真などを送付できる。

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