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ソラスト、2万7000人のタレントマネジメント基盤としてSAP SuccessFactorsを導入

2020年10月29日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ソラスト(旧社名は日本医療事務センター)は、タレントマネジメント基盤として、クラウド型の人事アプリケーション「SAP SuccessFactors」を導入した。2019年11月から順次展開し、2020年9月には主要機能を全社に導入した。導入を支援したアビームコンサルティングが2020年10月29日に発表した。

 ソラストは、全国に2万7000人以上の社員を抱えている。今回、タレントマネジメント基盤として、SAP SuccessFactorsを導入した。人事管理業務を標準化し、社員情報を可視化できるようにした。2019年11月から順次展開し、2020年9月には主要機能を全社に導入した。

 導入効果の1つは、人事業務を高度化できたことである。これまで紙ベースで申請し、紙や複数のシステム上に散在していた情報を、デジタル化した。人事業務のプロセスを改善し、業務のPDCAサイクルを高速に回すことで、人事業務を高度化した。

 社員が迷わずに必要事項を入力できるように、操作ガイドを設け、利便性も高めた。今後は、SAP SuccessFactorsにログインできるモバイルアプリを導入するなど、社員がPC以外からSAP SuccessFactorsにアクセスできる環境を整備する。

 導入効果の1つは、要員計画や人材の強化を高度化できたことである。複数のシステムで管理していた社員情報を集約して一元管理することで、社員情報を迅速に把握できるようにした。社員の従事先が多岐にわたるソラストの事業特性に合わせ、人材をスピーディに配置できるようにした。社員の資質や経験値を可視化することで、キャリアの目標を的確に設定できるようにした。

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