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日立システムズ、プロセスマイニングツール「Celonis」を販売、運用支援サービスも提供

2020年12月18日(金)IT Leaders編集部

日立システムズは2020年12月17日、プロセスマイニングツールを手がける独Celonisの日本法人であるCelonisとリセラー契約を締結したと発表した。日立システムズは、プロセスマイニングツール「Celonis Execution Management System(Celonis EMS)」のライセンスを販売するとともに、導入・運用支援サービスを提供する。

 日立システムズは、Celonisと2020年6月に締結したPPA(Partner Program Agreement)に加え、同年12月にリセラー(販売パートナー)契約を締結した。日立システムズは、「Celonis Execution Management System(Celonis EMS)」のライセンスの販売や導入・運用支援だけでなく、「SAP S/4HANA」移行などを課題として抱える企業に向けて、現状業務の整理・分析(As-Is)および新業務・新システムのモデルの策定(To-Be)でCelonisを活用できるように、各種テンプレートやツールを整備していく(図1)。

図1:Celonis EMSの導入イメージ(出典:日立システムズ)

 背景には、多くの企業にとってプロセスマイニングの導入が難しいという現状がある。日立システムズによると、業務システムが生成するイベントログ(システムログ)データから業務プロセスを可視化し、業務プロセス全体の把握や分析、改善ポイントの特定を迅速に行える手法「プロセスマイニング」に注目が集まっている一方、大量のログデータから分析に必要なデータを抽出・編集・加工する必要があるケースが多く、データ準備のノウハウが求められているという。

 ログデータには「アクティビティ(どのような業務のどの作業か)」「タイムスタンプ(いつアクティビティが実行されたか)」「ケースID(業務の流れを表し、各アクティビティを紐づける一意のID)」が必要になる。日立システムズは、イベントログデータの有無などを設計書などから確認する対象システムの調査から、イベントログデータの生成、さらにはデータフォーマット変換などの収集・加工など、Celonis EMSに読み込ませるためのデータ準備の段階から支援する。

 手戻りとなっている箇所や、繰り返し作業が発生している部分を抽出した後は、RPA(ロボットによる業務自動化)の活用による定型的な業務の自動化や、OCRの活用による紙帳票のペーパーレス化など、業務の効率化・改善を提案する。さらに、日立システムズが提供するBPOサービスやコンタクトセンターサービスを組み合わせて提案することで、ユーザーの業務運用を支援する。

 なお、日立システムズは、2019年7月から実施したCelonis EMSのPoC(概念検証)を経て、2020年7月に社内システムでの運用を開始している。SAPをベースとした販売管理業務と、自社開発したフィールドサービスシステムを対象に、業務を改善した。業務プロセスの把握によって、業務品質の向上やリードタイムの最適化、コンプライアンス強化などを図っている。

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