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日本ユニシス、閉店後の商品棚を見回して品切れなどを調べるAIロボット「RASFOR」を提供

2020年12月23日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本ユニシスは2020年12月23日、閉店後の無人のスーパー店内をAIロボットが自律走行し、商品棚を撮影して売価や品切れなどをチェックするサービス「RASFOR」を開始した。日々のルーチンワークをロボットが代行することで、従業員のスキルに依存することなく店舗を運営できる。

 日本ユニシスの「RASFOR」は、閉店後の無人のスーパー店内をAIロボットが自律走行し、商品棚を撮影して売価、POP期限、品切れをチェックするサービスである。日々のルーチンワークをロボットが代行する(図1)。

図1:閉店後の無人のスーパー店内をAIロボットが自律走行し、商品棚を撮影して売価や品切れなどをチェックする(出典:日本ユニシス)図1:閉店後の無人のスーパー店内をAIロボットが自律走行し、商品棚を撮影して売価や品切れなどをチェックする(出典:日本ユニシス)
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 期待できる効果として、人的作業の削減を挙げる。売価、POP期限、品切れのチェックに要する作業時間を削減できる。品出し業務を効率化できる。収益も向上する。表示売価とPOS売価の違いによる損失粗利を削減できるほか、品切れを減らすことで機会損失を削減できる。

 スーパーマーケットでの検証も実施してきた。カスミが運営するスーパーマーケット「フードスクエアカスミオリナス錦糸町店」においてRASFORを常設運用し、損失粗利、機会損失、店舗業務の作業人時の削減などの検証を進めてきた。

 今後は、2021年6月までに、陳列状況を把握する棚割実態把握機能を追加する予定である。AIロボットサービスの開発にあたっては、日本ユニシスのAI画像解析技術のほかに、村田機械の自律移動走行制御システムや、ニコンシステムの画像撮影・動画撮影制御技術を使っている。

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