日鉄ソリューションズ(NSSOL)は2021年4月20日、主に基幹システムの稼働環境として、マネージドサービスの形態で提供するIaaS「bsonne(アブソンヌ)」を強化した。アーキテクチャを刷新した新サービスとして、新たなabsonneを2021年5月14日から提供する。新たなabsonneでは例えば、ハイエンドストレージ「Dell EMC PowerMax」を採用して業務システムの可用性を高めている。
「absonne」は、主に基幹システムの稼働環境として、日鉄ソリューションズ(NSSOL)が2007年から提供しているマネージドサービス型IaaSである。オンプレミス環境から基幹システムを“そのまま”および“まるごと”移行できる仕組みを特徴としている(図1)。
NSSOLは今回、absonneのアーキテクチャを刷新しサービスをリニューアルした。新たなabsonneでは、オンプレミス環境から基幹システムを移行できる仕組みを継続しつつ、利用できるIaaSのリソースを拡充するなど、オンプレミス環境と比べて劣った部分がないインフラ基盤を構築できるとしている。
画面1:absonneの全体構成(出典:日鉄ソリューションズ)拡大画像表示
例えば、ストレージには、ハイエンドストレージ「Dell EMC PowerMax」を採用した(関連記事:Dell EMC、NVMe採用の高速SANストレージ「PowerMax」、データ配置に機械学習も採用)。これにより、定期メンテナンスや障害時において、ユーザーが利用している業務システムへの影響を極小化している。可用性については、東西2拠点のデータセンターを利用してBCP(事業継続計画)を実現するサービスを提供する。
ネットワークに関しては、ユーザーが自由にネットワークセグメントを作成できるようにするなど、セルフサービスで運用できる範囲を拡大した。ネットワーク仮想化ミドルウェアは、VMware NSX-T Data Center環境とCisco ACI環境の2つの環境から選択できる。
このほか、各種のネットワーク機能、性能保証モデルのブロックストレージ、オブジェクトストレージなど、各種のラインアップからリソースを選んで利用できる。インライン型のWebアプリケーションファイアウォールも、ユーザー資産を持ち込んで利用できる。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



