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請求書のPDFからテキスト抽出し会計システムに自動入力、「SuperStream-NX AI-OCR(請求書明細)」
2021年5月24日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)
スーパーストリームは2021年5月24日、PDF化した請求書からOCR(光学文字認識)機能を用いてテキスト情報を抽出するソフトウェア「SuperStream-NX AI-OCR(請求書明細)」を発表した。経理・人事給与ソフトウェア「SuperStream-NX統合会計」のオプション機能として提供する。請求書データを会計システムに入力する業務プロセスを自動化できる。2021年6月1日から提供する。価格(税別)は、年間4800枚の「S」プランが年額180万円から、年間1万2000枚の「M」プランが年額360万円から。
スーパーストリームの「SuperStream-NX AI-OCR(請求書明細)」は、PDF化した請求書からOCR機能を用いてテキスト情報を抽出するソフトウェアである。経理・人事給与ソフトウェア「SuperStream-NX統合会計」のオプション機能として動作し、請求書データを会計システムに入力する業務を自動化する(画面1)。
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2020年8月に出荷した「SuperStream-NX AI-OCR(請求書)」の上位版に相当する(関連記事:スーパーストリーム、請求書の処理を自動化できるAI-OCR「SuperStream-NX AI-OCR」)。上位版では、請求書に複数の明細が含まれる場合に、個々の明細データの項目と金額をOCRで読み取れるようにした。
従来版のSuperStream-NX AI-OCR(請求書)では、1つの請求書に対して、1つの見出し項目と、1つの合計金額を読み取ることしかできなかった。1枚の請求書の中に、複数の項目がある場合、これらの項目の明細データを取得することができなかった。これに対して今回追加した上位版のSuperStream-NX AI-OCR(請求書明細)では、それぞれの項目と金額の明細をデータとして取得できる。
スーパーストリームでは、SuperStream-NX AI-OCR(請求書)とSuperStream-NX AI-OCR(請求書明細)の特徴について、会計システムへのデータ連携に特化している点をアピールする。SuperStreamユーザーが読み取った請求書(PDF)をディープラーニング(深層学習)で学習しており、読み取った請求書情報から勘定科目をAIが推論して仕訳データを作成する。作成した仕訳データは、支払伝票作成画面で請求書(PDF)を見ながら確認できる。
SuperStream-NX AI-OCR(請求書明細)の価格(税別)は、年間4800枚の「S」プランが年額180万円から、年間1万2000枚の「M」プランが年額360万円から。一方で、下位版のSuperStream-NX AI-OCR(請求書)の価格は、年間1万2000枚で年額120万円から。