クラウド型DWHサービス「Snowflake」を提供するSnowflakeは2021年6月9日、Snowflakeを利用したアプリケーション開発を支援するプログラム「Powered by Snowflake」を発表した。アプリケーション開発パートナー企業に向けて提供する。エンジニアによる設計支援や共同マーケティングなど、アプリケーション開発の全工程を支援する。
「Snowflake」は、米Snowflakeが開発・提供するクラウド型DWHサービスである(関連記事:クラウドDWHの米Snowflakeが日本法人を設立、データ駆動型経営を支援)。DWHの稼働環境として、AWS(Amazon Web Services)の東京リージョンも選べる(関連記事:クラウドDWH「Snowflake」が初の国内リージョン対応、AWS東京リージョンで利用可能に)。
今回発表の「Powered by Snowflake」は、Snowflakeを利用したアプリケーション開発を支援するプログラムである。アプリケーション開発パートナー企業に向けて提供する。エンジニアによる設計支援や共同マーケティングなど、アプリケーション開発の全工程を支援する。
同プログラムによって、パートナー企業はSnowflakeを活用したアプリケーションを短時間で開発できるようになる。例えば、Snowflakeの技術者によるアドバイス、ワークショップ、アプリケーションに適したデータアーキテクチャの設計支援(ベストプラクティス、リファレンスアーキテクチャ、手順ガイドなど)を利用できる。
アプリケーション開発事例を専門とするサポートエンジニアと連携し、アプリケーションのパフォーマンスを最適化できる、としている。サポート上の問題や運用に関するアラート、トラブルシューティング、インサイトについて支援が受けられる。共同マーケティングや、ウェビナー、オフィスアワー、イベントなどのキャンペーンも実施できる。アプリケーションの認知度を高められる。
Snowflakeのアーキテクチャ上の特徴は、データを格納するストレージと、DWHのクエリーを実行するサーバー(仮想ウェアハウス)を、独立したリソースとして分離していることである。データをストレージで一元管理しながら、個々のアプリケーション単位でDWHを作成できる。負荷状況に合わせてサーバーとストレージのそれぞれを独立して拡張できる。