[事例ニュース]

丸亀製麺のトリドールHDが請求書受領クラウド「Bill One」を導入、請求書業務をペーパーレス化

2021年8月26日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

丸亀製麺などを展開するトリドールホールディングスは、クラウド請求書受領サービス「Bill One」を導入した。経理業務を効率化・迅速化するとともに、請求書のペーパーレス化を実現した。請求書原本を倉庫に保管するオプションサービスも利用し、自社で請求書原本を保管する手間を省いた。Sansanが2021年8月26日に発表した。

 うどんチェーンの丸亀製麺などを展開するトリドールホールディングス(本社:東京都渋谷区)は、取引先が発行した請求書をオンラインで受領できるサービス「Bill One」を導入した。これまで紙やPDFで届いていた請求書をオンラインデータで受領できるようになった(図1関連記事Sansan、請求書の受け取りとデータ化を代行するクラウドサービス「Bill One」を発表)。

図1:クラウド請求書受領サービス「Bill One」の概要(出典:Sansan)図1:クラウド請求書受領サービス「Bill One」の概要(出典:Sansan)
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 さらに、取引先から受け取った請求書の原本をユーザーに代わって保管する「倉庫保管オプション」も導入した(関連記事Sansan、請求書受領クラウド「Bill One」に「倉庫保管オプション」を追加)。自社で原本を保管しなくてもよくなった。

 トリドールホールディングスでは、グループ会社内で発生した経費請求書が、取引先業者から本社の各担当部門あてに届く。こうして届いた請求書を、これまでは各担当者が社内で受領し、処理していた。

 具体的には、各担当部門で請求書の原本をスキャンしてテキストデータ化し、BPOセンターに請求書原本とテキストデータを送付し、BPOセンターで支払いデータを作成していた。支払いデータ作成後は、自社でレンタルしている倉庫に請求書原本を郵送して保管していた。

 Bill Oneの導入により、紙やPDFで届く請求書の処理をオンライン化し、業務を効率化し、月次決算を迅速化した。請求書の処理を一元化したことで、BPOセンターへの請求書の送付漏れや重複処理のリスクが無くなるとともに、郵送コストも削減した。ペーパーレス化によって、担当者のテレワークへの移行も実現するとしている。

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