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アサヒ飲料、商品情報の分析/マーケティング活用のための製品データ基盤を構築、「Lazuli PDP」を採用

2021年9月3日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アサヒ飲料は、膨大な品情報を分析してマーケティング施策に活用するためのシステムを構築した。商品情報を一括して管理し、活用しやすい形に整理するPDP(Product Data Platform:製品データ基盤)クラウドサービス「Lazuli PDP」を採用した。Lazuliが2021年9月2日に発表した。

 アサヒ飲料(本社:東京都墨田区)は、年間約2億5000箱の清涼飲料水を販売している。今回、マーケティング施策のためのデータ分析を推進するにあたり、商品情報を高速かつ高精度で加工する必要があったが、従来の方法では労働集約的にしか解決できないという課題を抱えていた。

 課題を解決するために、同社は、Lazuliが提供数食品飲料業界向けのPDP(Product Data Platform:製品データ基盤)クラウドサービス「Lazuli PDP for F&B」を導入した。Lazuli PDPは、複数の外部データベースに点在していた商品情報を一括して管理するとともに、データを活用しやすい形に整理、拡張する。メーカーや小売業者、製薬業者などが保有する多様な商品マスターデータを、AIを活用して名寄せし、効能や製品の特徴からメタタグの付与や関連付けを行う(図1)。

図1:Lazuli PDPの概要(出典:Lazuli)
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 アサヒ飲料が今回導入したLazuli PDP for F&Bは、食品・飲料メーカーや同業種のデータ分析に携わる企業に向けたエディションである。食品、飲料の商品情報に関する名寄せ、正規化、特徴などの情報の付与といった作業を行える。顧客データの分析やEC販売などの業務を支援する(関連記事製品データを活用しやすくAIで整理・加工する「Lazuli PDP」、食品飲料業界向けを追加)。

 アサヒ飲料では、Lazuli PDP for F&Bの導入によって、これまで断念していた商品情報の網羅的な加工が可能になった。マーケティング領域における分析の高速かつ高精度な実行、特に商品マスターのカスタマイズが容易になり、これまで人手で実施していた作業の自動化を図っている。

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