[事例ニュース]

結婚式場とSIerのタッグで提案するブライダル業界のデジタル変革─八芳園とジョイゾー、婚礼営業支援システムを外販

2022年6月24日(金)神 幸葉(IT Leaders編集部)

八芳園とSIerのジョイゾーがタッグを組み、ブライダル事業者向けの業務デジタル化支援に取り組む。両社は2022年6月22日に業務提携契約の締結を発表し、八芳園の婚礼/レストラン事業ノウハウ、ジョイゾーのシステム開発ノウハウを融合した新事業の内容を明らかにした。第1弾として、「kintone」をベースに構築したブライダル業界向け婚礼営業支援システムパッケージ「IRERO ~indicate real road~」の提供を開始する。

社内の取り組みが高じてIT事業を立ち上げた八芳園

 東京・白金台の1万2000坪の敷地にある施設・庭園で、ブライダル事業やレストラン/イベント会場運営などを展開する八芳園(画面1)。同社は2020年初頭に始まったコロナ禍を契機にDX推進室を設立し、組織全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けて業務のデジタル化を進めてきた。

画面1:八芳園のコーポレートサイト(https://www.happo-en.com/)

 八芳園がさまざまな施策を立ち上げる際のパートナーの1社が、システムインテグレーター(SIer)のジョイゾー(本社:東京都江東区)である。ジョイゾーは、八芳園の業務デジタル化支援で、得意とするサイボウズのローコード/ノーコード開発プラットフォーム「kintone」を用いたシステム構築を実施。また、内製化に向けて必要なスキルを座学・実践を通して⾝につける教育プログラム「J Camp」(注1)を通じて、八芳園のDX人材育成もサポートしている。

注1:DXやデータベースの知識、kintone SIGNPOSTを利用したアプリ開発の考え方などの座学と、kintoneを使った同社の対面開発サービス「システム39」の開発手法を用いたロールプレイング形式の実践講習で構成される教育プログラム

 こうしてジョイゾーの支援を得ながら取り組みを重ねてきた八芳園は2022年3月、これまでの同社にはない方向性を持つ新事業を発表する。自社でのDX推進で培ったノウハウを基にした伴走型DX推進支援サポート「SOLVE EIGHT」事業である。その提供にあたって重視するのが「ブライダル事業を手掛けてきた当社の経験を生かしたユーザー目線」(八芳園)である(図1)。

図1:伴走型DX推進支援サポート「SOLVE EIGHT」事業の特徴(出典:八芳園)
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 今回の業務提携により、SOLVE EIGHT事業において、八芳園のイベントプロデュース力とおもてなしの心を基礎とする「伴走型支援」に、システム開発/提案力やデジタル人材育成ノウハウといったSIerとしてのジョイゾーの強みが加わるかたちだ(図2)。

図2:業務提携における両社の役割(出典:八芳園、ジョイゾー)
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 八芳園でDX推進室 室長を務める原田貴誌氏は、「単に業務支援システムの導入やデジタル化を推し進めるのではなく、企業文化を理解し、それぞれの組織に合ったかたちで丁寧にデジタルを織り込み、浸透させる伴走型の支援サービスを届けていく。業務改善をしなやかに促進する役割を担いたい」と、おもてなしを生業とする自社に立脚した事業であることを説明した。

●Next:婚礼案件ごとのコミュニケーションと情報を一元管理するシステム

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