デル・テクノロジーズは2022年8月22日、ハイエンドストレージ「Dell PowerMax」の新モデル「Dell PowerMax 2500/8500」を提供開始したと発表した。既存モデル「同2000/8000」の後継モデルにあたる。新モデルは、性能が最大2倍、ストレージ密度が最大14倍に向上している。機能面では、新たにNAS(SMB/NFS)を追加した。
デル・テクノロジーズの「Dell PowerMax」(写真1)は、ハイエンドクラスに位置する高速SANストレージ(旧称は「EMC Symmetrix VMAX」)である。同社のラインアップの中で最も高速なストレージであり、性能の高さを追求した“ティア0”(最上位階層)と位置付けている(関連記事:Dell EMC、NVMe採用の高速SANストレージ「PowerMax」、データ配置に機械学習も採用)。
今回、新モデル「Dell PowerMax 2500/8500」の提供を開始した。既存モデル「同2000/8000」と比べて、性能を最大で2倍(8KBのランダム読み取り/書き込みのレイテンシ)、ストレージ密度を最大で14倍に高めた。データ削減保証は、これまでの3.5:1から4:1(メインフレームは3:1)に高めた。
機能面では、SANブロックストレージ機能に加えて、新たにNAS(SMB/NFS)機能を追加した。
上位モデルのPowerMax 8500は、1台で6万4000のLUN(ボリューム)、6500万のスナップショットを扱える。有効容量は最大で18PBまで拡張可能(図1)。
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