NTTテクノクロスは2022年9月30日、ソフトウェアライブラリ「ステレオエコーキャンセラライブラリ」を販売開始した。Web会議システムやバーチャルイベントシステムなどに、スピーカー音をマイクで拾ってもエコーが発生しないように制御するエコーキャンセラー(エコー除去)機能を提供する。ステレオ環境(マイクとスピーカーそれぞれ2つ)でエコーキャンセラー機能を可能にし、Web会議やライブイベントなどにおいて、臨場感のあるステレオ音声を実現する。価格(税別)は1ライセンス4万円。
NTTテクノクロスの「ステレオエコーキャンセラライブラリ」は、Web会議システムやバーチャルイベントシステムなどに、スピーカー音をマイクで拾ってもエコーが発生しないように制御するエコーキャンセラー(エコー除去)機能を提供するソフトウェアライブラリである。64bit版のWindows DLL形式のライブラリであり、開発するアプリケーションに同機能を組み込んで利用する(図1)。
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特徴は、ステレオ環境(マイクとスピーカーそれぞれ2つ)でエコーキャンセラー機能が使えること。ステレオ環境で発生する4つのエコー(伝達)経路を分析処理し、エコーを消去する。Web会議やライブイベントなどにおいて、臨場感のあるステレオ音声を実現するとしている。
「PCの通話アプリやWeb会議システムが実装しているエコーキャンセラー機能はモノラル音声対応が大多数である。コロナ禍で利用が急増したリモート環境において、音響の高品質化/ステレオ化が求められていた」(NTTテクノクロス)。