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NTT-AT、WinActorにS/4HANAのデータを連携する「WinActor Data Driver for SAP ERP」
2022年12月8日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2022年12月8日、WinActor用データ連携ツール「WinActor Data Driver for SAP ERP」(開発元:CData Software Japan)を提供開始した。RPAソフトウェアのWinActorで作成した自動化シナリオ上で、オンプレミス環境のSAP S/4HANAからデータを取得して活用できるようにする。
NTT-ATの「WinActor Data Driver for SAP ERP」は、RPAソフトウェアのWinActorとオンプレミス環境のSAP S/4HANAをつなぐデータ連携ツールである。WinActorで作成した自動化シナリオにおいて、SAP S/4HANAから取得したデータを活用できるようになる(図1)。
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SQLの書き方やAPIの使い方が分からなくても、GUI上の設定だけでデータ連携が可能である。SQL生成ツールを備えており、GUI上でSQLを作れる。接続先のSaaSのAPI仕様が変更になった場合も自動で追従するため、シナリオを改修する必要がない。
なお、既存製品に、クラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」とデータ連携するツール「WinActor Data Driver for SAP NetWeaver Gateway」がある。今回、オンプレミス環境のSAP S/4HANAとデータ連携する製品を新たに追加した形である(関連記事:WinActorにS/4HANAやServiceNowのデータを連携─NTT-ATの「WinActor Data Driver」)。
データ連携ツールの開発元は、CData Software Japan(CData)。NTT-ATとCDataは2022年8月に協業開始以降、WinActor向けのデータ連携ツールをラインアップしている。S/4HANAやS/4HANA Cloudのほかにも、ServiceNowとのデータ連携ツールを提供している。