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クラウド名刺管理のSansanに「DM送付オプション」、紙のDM発送を代行

2022年12月12日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

Sansanは2022年12月12日、クラウド名刺管理サービス「Sansan」の新オプション「DM送付オプション」を発表した。紙で作成したDM(ダイレクトメール)の送付を代行する。Sansan上で送付先リストの作成、素材入稿、通数・形態の設定、発送までを一括して申し込める。

 Sansanの「Sansan」は、法人向けのクラウド型名刺管理サービスである。スキャンした名刺情報に基づくデータベースを作成し、SaaSとして提供する。機能強化を重ねて、企業情報データベースとの連携、商談履歴などをひも付けた接点データベースを構築可能にしている。

 Sansan上では、名刺だけでなく、メール署名、Webフォームからの問い合わせなど各種の接点情報を蓄積・管理している。これらの接点情報と企業情報を組み合わせることで、接点がある企業だけでなく、接点がない企業も含めた独自のデータベースをSansan上に構築可能である。

図1:「DM送付オプション」の仕組み(出典:Sansan)
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 新機能の「DM送付オプション」では、紙で作成したDM(ダイレクトメール)の送付を代行する(図1)。Sansan上で、送付先リストの作成、素材入稿、通数・形態の設定、発送までを一括して申し込める。最短3営業日後に発送する。システム要素として、ネクスウェイの「NEXLINKオンデマンド便サービスAPIタイプ」を利用する。

「DMはマーケティング施策において重要な顧客接点である一方で、リスト作成から発送までの業務プロセスが煩雑である。加えて、顧客データベースとひも付けて一元管理することも困難だった」(同社)ことから、同オプションを提供する。

 送付リストは、Sansanのデータベースから作成する。メールの未開封先や未接触のキーパーソンなど、条件に合わせて条件を指定して作成する。過去にDMが不達で戻ってきたリストを対象から除外するといった運用にも対応する。1通からの小ロットで発送でき、各部門単位でピンポイントにターゲティングした顧客へのDM送付が行える。

 同オプションの利用条件は、SansanのSMARTプランのStandardまたはEnterprise Editionを契約していること。DMの送付可能通数に応じたプランを用意している。

 今後、Sansanは、企業・人物単位でどんな内容でDMを送ったのかを管理してマーケティング施策に役立てる「配達/不達履歴のSansan連携」や、入稿素材を簡単に作成可能な「クリエイティブサポート機能」、シーンや用途に合わせたDM施策を支援する「高級紙・変則紙の対応」などを実装する予定である。

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