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ジャストシステム、営業支援クラウド「JUST.SFA」新版、サブスク事業向け機能を追加

2022年12月16日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ジャストシステムは2022年12月15日、SFA(営業支援)クラウドサービス「JUST.SFA」の新版を発表した。2023年1月17日から提供する。新版では、契約期間や売上処理の間隔に応じた明細データを作成する機能など、サブスクリプション型ビジネスの集計に必要な機能が加わった。価格(税別)は、基本料が月額14万5000円で、同時ログインユーザー1人あたり月額1万5000円(最小構成は5ユーザーで月額7万5000円)。

 ジャストシステムの「JUST.SFA」は、ノンプログラミングで業務画面を構築可能なSFA(営業支援)クラウドサービスである。営業活動に使うデータを表示する「業務パネル」を画面上にドラッグ&ドロップで配置していくことで自社専用のSFA画面を作成できる。部署やプロジェクト単位で異なるシステムを設計可能なほか、業務の変化に合わせて柔軟に画面を変更可能である(関連記事ジャストシステム、営業支援クラウド新版「JUST.SFA 3.0」、業務画面の開発を容易に)。

画面1:クラウド型SFAサービス「JUST.SFA」の画面。サブスクリプション型ビジネスの集計に必要な機能として、契約期間や売上処理の間隔に応じた明細データを作成できるようにした(出典:ジャストシステム)
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 新版では、サブスクリプション型ビジネスのデータ管理に必要な機能が加わった。契約期間や売上処理の間隔に応じた明細データを作成する「繰り返しレコード作成」機能や、生成したレコードの特定フィールドを直接編集する「インライン編集」機能が利用可能になった。サブスクリプション契約の顧客台帳を作るだけで、売上の集計、案件管理、フォーキャストの確認などが行える(画面1)。

 蓄積したデータに対する、編集、移動、複製、統合などの処理を自動実行する「データ処理フロー」機能も加わった。案件ステータスの変化や、ある時点の案件保有量を分析ニーズに応じて自動的に記録しておけるようになった。案件が成約するまでの期間の算出や、過去との比較などが容易になる(画面2)。

画面2:蓄積したデータに対する、編集、移動、複製、統合などの処理を自動で実行する「データ処理フロー」機能の画面(出典:ジャストシステム)
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 ほかには、「承認フロー」機能が強化され、申請内容や役職などを自動で判断し、承認ルートを決定できるようになった(画面3)。ワークフロー全体をグラフィカルに設定する機能も加わった。また、自分が出した決裁の承認状況や自分への申請依頼を、ホーム画面で確認可能になった。見積管理や契約管理、取引申請などのワークフロー業務をデジタル化可能になった。

画面3:「承認フロー」機能を強化し、申請内容や役職などを自動で判断し、承認ルートを決定できるようにした(出典:ジャストシステム)
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