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「NECモバイルPOS」新版、外部のオーダー管理システムと連携しテイクアウト注文に対応

値引バーコードの有効期限チェック機能なども追加

2022年12月28日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは2022年12月28日、「NECモバイルPOS」の新版(Ver2.46.0)を発表した。同年11月30日から提供している。iPadを用いたクラウド型POSシステムで、多店舗飲食業界向けに月額制のサブスクリプションサービスとして提供する。新版では、値引バーコードの有効期限チェックが可能になったほか、オーダー管理システム「TakeMe Order」(TakeMeが提供)との連携で、店外からのテイクアウト注文に対応可能になった。

 NECの「NECモバイルPOS」は、タブレットデバイスのiPadを用いたクラウド型POS(販売時点情報管理)システムである。iPadがPOSレジ端末になり、店舗管理(精算、売上管理、分析)、決済(電子マネーなど)、CRM(会員管理、ポイント、クーポン)などの機能をクラウドから提供する。必要に応じて、キャッシュドロアーやレシートプリンタなどの周辺機器を組み合わせて使う(図1)。

図1:「NECモバイルPOS」に追加した機能の概要(出典:NEC)
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 多店舗飲食業界向けに、月額制のサブスクリプションサービスとして提供する。NECによれば、これまでのPOSは、税制変更やデリバリ/テイクアウトへの対応など、社会情勢の変化に応じた機能を追加するたびに、コストや手間をユーザー側で負担しなければならなかった。これに対し、NECモバイルPOSは月額制のサービスであり、バージョンアップの形で機能を追加する。

 新版のVer2.46.0では、新たにオーダー管理システム「TakeMe Order」(TakeMeが提供)と連携し、店外からのテイクアウト注文に対応した。NECモバイルPOS上でTakeMe Order経由の注文データを一元管理する。

 日立システムズのレストラン向けASPサービス「BistroMate」とも連携した。CSVファイルを手動で書き換えるといった手作業が不要になり、FTPファイル転送で1日1回売上データを取り込めるようにした。

 ソフトウェアの基本機能も強化した。例えば、値引バーコードの有効期限をチェック可能にした(画面1)。

画面1:値引バーコードの有効期限をチェックする機能を追加した(出典:NEC)
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 管理面では、店舗グループの上位階層として、大店舗グループを作れるようにした。日報画面では、日付を期間指定して合算集計表示できるようにした。ABC分析画面では、時間帯を指定して検索表示できるようにした。表示カテゴリマスタ画面では、各商品の商品コードを表示するようにした。加盟店ポータルユーザーをCSVで一括して登録できるようにした。

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