[事例ニュース]

セントラル警備保障、警備・営業・技術部門のフロント業務を一元管理するシステムを稼働

Sales CloudとBoxをAPI連携、ペーパーレスも促進

2023年1月17日(火)IT Leaders編集部

セントラル警備保障(CSP)は、警備・営業・技術部門のフロント業務を一元的に管理するクラウドシステムを構築し、稼働を開始した。警備状況の見える化と業務生産性の効率化が狙いである。システム要素として、営業支援サービス「Salesforce Sales Cloud」とクラウドストレージ/コンテンツ管理サービス「Box」をAPI連携させている。システムを構築した三井情報が2023年1月16日に発表した。

 警備・セキュリティサービス大手のセントラル警備保障(CSP)は、主警備・営業・技術部門のフロント業務を一元的に管理するクラウドシステムを構築し、稼働を開始した。警備状況の見える化と業務生産性の効率化が狙いである。

 情報の管理性・検索性を高めるため、セールスフォース・ジャパンの営業支援サービス「Salesforce Sales Cloud」と、Box Japanのクラウドストレージ/コンテンツ管理サービス「Box」をAPIで連携させ、業務データにシームレスにアクセスできるようにした(図1)。

図1:セントラル警備保障が構築したマルチクラウドシステムの利用イメージ(出典:三井情報)
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 システム導入を機に、業務のペーパーレス化を促進している。警備員が携行するタブレットやスマートフォンを活用して、警備報告書を手書きからシステム入力に移行。警備報告書の紙資料を年間で約54万枚削減し、関連する処理時間を約80%削減した。また、社内だけでなく社外とのやりとりもペーパーレスに移行している。

 主要な業務データをシステムに集約したことで、資料作成などの事務作業の効率が向上した。さらに、従来、電話やメールでタイムラグが発生していた警備現場からの報告が、関係部署から経営層までリアルタイムに共有されるようになり、迅速な判断や対応による警備品質の向上につなげている。

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