クラスメソッドは2023年4月18日、「VMware Cloud on AWS」の販売を開始すると発表した。AWSのベアメタルサーバー上でヴイエムウェアのソフトウェアを動作させ、これをIaaS型クラウドサービスとして米ヴイエムウェアとパートナー企業が提供するものである。オンプレミス環境からAWSへのシステム移行などに適する。クラスメソッドは、同サービスの販売を開始するとともに、AWSへの移行支援なども提供する。
クラスメソッドが販売を開始する「VMware Cloud on AWS」は、米ヴイエムウェアとパートナー企業が提供するIaaSである(関連記事:ヴイエムウェア、VMware Cloud on AWSの強化点を説明、3カ月以内に東京リージョンでも提供)。
AWS(Amazon Web Services)のデータセンターに用意したベアメタルサーバー上でVMwareの仮想化ソフト群を動作させ、これをマネージド型(運用サービス付き)のクラウドサービスとして提供する。
クラスメソッドは、同サービスの販売を開始するとともに、オンプレミスなどに構築した既存の仮想化環境について、AWSへの移行支援なども提供する。また、同社のAWS総合支援サービス「クラスメソッドメンバーズ」の請求代行サービスの対象となるため、ほかのAWSサービス使用料とあわせて、円建て請求書ベースで利用料金を支払える。
ユーザーは、VMware Cloud on AWSを利用することにより、VMware vSphere上の既存システムのアーキテクチャを維持したまま、AWS上に移行可能。また、AWS上にシステムを移行することで、AWSの他のサービスとの連携も容易になる。
IaaS基盤の運用とサポートは米ヴイエムウェアが提供するため、オンプレミス基盤をVMware Cloud on AWSに移行することによって、これまでオンプレミス環境にかかっていた運用上の負荷を無くせる。