鹿児島銀行(本店:鹿児島県鹿児島市)は、2023年4月に新人事制度を開始したことを背景に、人事システムを刷新した。Works Human Intelligence(WHI)の統合人事システム「COMPANY」を導入し、人事・給与や就労管理、プロジェクト管理に加えてタレントマネジメントも活用している。支店ごとにスキルの総量を数値化・可視化している。WHIが同年8月24日に発表した。
鹿児島銀行は、2023年4月に新人事制度を開始したことを背景に、人事システムを刷新した。Works Human Intelligence(WHI)の人事・給与システム「COMPANY 人事・給与」、勤怠管理システム「COMPANY 就労・プロジェクト管理」、申請システム「COMPANY Web Service」、タレントマネジメントシステム「COMPANY Talent Management」を導入した(画面1)。
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従来の人事システムは、カスタマイズを重ねながら運用していた。毎年の法制度や税制の変更に対し追加コストをかけて対応していた。こうした中、15年ぶりに人事制度を改定するにあたり、人事システムを刷新した。クラウドサービスであり、法改正や自行の方針に柔軟に対応できるなどの点を踏まえ、COMPANYを採用した。
タレントマネジメントでは、これまで管理職の感覚に頼っていた行員のスキルレベルを可視化した。また支店ごとのスキルレベルを把握・比較することで、適材適所の人材配置や人材育成に活用している。ある支店の点数が基準値よりも低ければ人材を再配置するといった施策を行うという。
将来的には、同行グループ全体の人材情報の管理をタレントマネジメントで行い、グループ間の垣根を越えた人材の流動化を目指すとしている。