ネットワールドは、ファイル送信に要する負荷を軽減するため、2021年12月からサイバーソリューションズのメールセキュリティサービス「Cloud Mail SECURITYSUITE」を運用している。Microsoft 365のメールにファイルを添付して送信すると、自動でダウンロードURLに置き換わる。クラウドストレージへのファイルアップロードとダウンロードURLの通知が不要になり、月間で1人あたり20時間(社員540人で年間12万9600時間)を削減した。サイバーソリューションズが2023年10月10日に発表した。
ネットワールドは、ファイル送信に要する負荷を軽減するため、2021年12月からメールセキュリティサービス「Cloud Mail SECURITYSUITE」を運用している。Microsoft 365のメールにファイルを添付して送信すると自動でダウンロードURLに置き換わる仕組みなどを備える(関連記事:サイバーソリューションズ、PPAPを代替する「添付ファイル分離配送機能」のセキュリティを強化)。
同サービスの導入以前は、PPAP(添付ファイル暗号化とパスワード別送)方式を改め、クラウドストレージ経由でメールからファイルを送信していた。ファイルをクラウドストレージにアップロードし、ダウンロードURLをメール通知する方法だが、それにかかる作業負荷は月間で1人あたりおよそ20時間(社員540人で年間12万9600時間に相当)に上ったという。
導入後はこの作業が不要になり、送信先の意向に応じて自動でファイルを送信できるようになった。同サービスでは、「PPAP」「クラウドストレージ経由」「通常送信」をドメインやメールアドレスごとに送信方法を設定できる。