[新製品・サービス]
HULFT Square、電子契約/ワークフローSaaSとの連携用テンプレートを提供
2023年11月1日(水)IT Leaders編集部
セゾン情報システムズは2023年10月31日、クラウド型データ連携ミドルウェア「HULFT Square」において、他のSaaSとの連携用スクリプトテンプレートを提供開始した。ワークフローの「AgileWorks」と電子契約の「クラウドサイン」との連携用テンプレートを提供し、電子契約手続きの内製化・自動化を支援する。
セゾン情報システムズの「HULFT Square」は、データ連携ミドルウェアをクラウドサービスとして提供するiPaaS(Integration Platform as a Service)である。オンプレミスの業務システムやSaaSなどの間でデータを容易に連携できるようにする(関連記事:セゾン情報、データ連携ミドルウェアをクラウドで提供するiPaaS「HULFT Square」)。
2023年9月リリースの現行版では、データ連携設定の内製化を促進する機能として、連携処理のスクリプトをテンプレートとして取り込めるようにした。テンプレートはHULFT Squareのアプリケーションストア「App Square」から入手でき、ユーザー自身がスクリプトを一から開発することなく、テンプレートをそのまま、またはカスタマイズして利用できる(関連記事:セゾン情報のiPaaS「HULFT Square」、データ連携の内製化を助けるスクリプトテンプレート)。
今回、法務関連のSaaSとの連携用に、エイトレッドのワークフローSaaS「AgileWorks」と、弁護士ドットコムの電子契約SaaS「クラウドサイン」のスクリプトテンプレートを提供開始した(表1)。
拡大画像表示
両テンプレートは、電子契約サービスを導入してもいくつかの手作業が残る問題に対処する。ワークフローの承認後に契約書をサービスに登録作業、締結した契約書データの保存や管理台帳の更新作業、契約完了後にワークフロー上のステータスを更新する作業などである。
「電子契約は契約締結までの期間を短縮したり、在宅勤務からの作業が可能になったりと従業員にメリットがある一方で、法務部門や契約担当者には煩雑な業務が残るという意見が多い」(セゾン情報システムズ)。今回のテンプレート提供により、電子契約手続きの内製化・自動化を支援するとしている。
テンプレートを利用することで、契約書画像データへの署名欄追加、取引先への送信、署名状況の管理、契約書画像データの保存といった電子契約サービスの各機能について、HULFT Squareとの連携により、承認後の取引先への自動(一括)送信と文書管理システムへのアーカイブが可能になる(図1)。
拡大画像表示