[新製品・サービス]
SCSK、クラウド型コンタクトセンター「PrimeTiaas」に生成AI機能、音声通話をリアルタイムに要約
2023年11月7日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
SCSKは2023年11月7日、クラウド型コンタクトセンターサービス「PrimeTiaas」の新機能「PrimeTiaas 自動要約オプション」を発表した。同年11月1日から提供している。Azure OpenAI Serviceと連携し、生成AIがコンタクトセンターの応対内容を自動で要約する機能である。販売目標は2024年度末まで40社。
SCSKの「PrimeTiaas」は、クラウド型コンタクトセンターサービスである。米アバイア(Avaya)のコンタクトセンターシステムをベースに、アドバンスト・メディアの音声認識システム「AmiVoice Communication Suite」をバンドルし、外部のCRMなどとの連携機能を備える。
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今回、Azure OpenAI Serviceとの連携による生成AI機能「PrimeTiaas 自動要約オプション」を提供開始した。テキスト化したコンタクトセンターの応対内容を自動で要約し、CRMと連携させる。応対内容をCRMに記録する業務を効率化し、応対記録の品質を高めるほか、VOC(顧客の声)分析への活用なども可能になる(図1)。
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要約機能とAmiVoice Communication Suiteとの連携により、応対音声の内容をリアルタイムに要約・出力する。自動要約した結果をCRMに連携させるための専用APIを備えるほか、匿名化や短文化など、生成AIに適切な文章を渡すための前処理を実施する(画面1)。